武蔵小杉が抱える水害リスク!不動産投資先として向いているのか解説

武蔵小杉は、都心への交通アクセスの良さや家族向けの商業施設が充実しており、ファミリー層から絶大な人気を集めるエリアです。しかし、水害やラッシュ時の駅の混雑など致命的なリスクも抱えているのでこのエリアで不動産投資を検討している方は念頭に入れておきましょう。

武蔵小杉はファミリー層に人気

草原で遊ぶ親子

「ムサコ」の愛称でも知られる武蔵小杉は、神奈川県川崎市のほぼ中央に位置する地域です。
SUUMOの「住みたい街ランキング」ではトップ10入りの常連で、ブランドイメージが高まりつつあります。
なぜこんなにも人気が出てきたのかというと、都心へのアクセスも良く駅周辺には商業施設が豊富でほどよく自然もある、共働きのファミリーにとって住みやすい環境が整っているからです。
年々人口が右肩上がりに増えてきており、新たに再開発も行われてさらに魅力的なエリアへと進化しようとしているのですが、そのブランドイメージに疑問を投じる問題もでてきているのでご紹介していきます。

武蔵小杉は浸水想定区域

ハザードマップ

2019年10月、“史上最強クラス”と言われる勢力の台風19号が関東に上陸しました。
この台風の影響により、武蔵小杉駅周辺で最大1.5mの大規模な冠水が発生し、一部のタワーマンションでは停電や断水などの被害が生じてしまったのです。
エレベーターを使おうとも電気が使えないため動かず、排水機能もやられてしまったためトイレやお風呂も使えなくなり、住人は完全復旧するまでの約2週間、不便な生活を強いられました。
このような甚大な水害が起こった武蔵小杉ですが、実は住宅地としてはあまり適していない低地で昭和時代には工場用地があったといいます。
また、川崎市のハザードマップにも示されていますが、「浸水想定区域(多摩川水系)」に指定されているエリアでもあるのです。

朝の武蔵小杉駅は大混雑

再開発によって利便性の高まった武蔵小杉ですが、ここ数年間の間で急激に人工が増えたことにより課題も出てきています。
それは、2016年あたりから問題視されるようになった武蔵小杉駅の朝の混雑です。
そもそもJR武蔵小杉駅の1日平均乗車人員は、2000年度が6万4336人だったのに対し、2018年度は13万753人にまで増加しています。

JR西日本「各駅の乗車人員」
https://www.jreast.co.jp/passenger/index.html

朝の通勤ラッシュ時には駅の外にまで入場待ちの長い行列ができ、人で溢れかえったホームからは転落事故が度々起こるなど、危険ともいえる状態が続いていたのです。
現在は、混雑解消のため改札口を増やしたり臨時改札を設置したりと対策が進められています。
また、2023年度までにホームの数を2倍に増やす予定となっているので、ホーム上の混雑も解消されそうです。

武蔵小杉で起こった台風被害

武蔵小杉のタワーマンション

ブランドイメージが高まっていた武蔵小杉ですが、台風による甚大な水害被害が起こったことで懸念の声も上がっています。
しかし、武蔵小杉は東京都内へのアクセスも良く商業施設も充実し、今後もどんどん再開発が進んでいく予定のためファミリー層にはとても魅力的なエリアです。
そのため、一時的に価格が下がったとしてもまた持ち直す可能性もあると予想できます。
現に、東日本大震災の際に、湾岸エリアは液状化しましたが、今はその面影もないくらいに東京オリンピックの影響で人気が出てきています。
今回の台風被害のような、いつ来るか分からない災害リスクがあることを念頭に入れ、それらの対策がしっかりとできるのであれば不動産投資を検討してみてもよいのではないでしょうか。
ただし、自然災害を甘くみて痛い目をみないよう慎重に検討してください。

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